「気に入ったカーテンがあったけれど、丈が少し長い」。
「既製品を買って、自分で裾上げするかお直しに出せば安く済むのでは?」。
新しいカーテンを選ぶ際、多くの方が一度は考える選択肢です。
しかし、インテリアのプロの視点から言えば、既製品の丈直しは「手間もコストも見合わない」ケースがほとんどです。
なぜ「直す」よりも「最初からオーダーする」ほうが、結果的に満足度が高く、かつ賢い買い物になるのか。
その理由と、オーダーだからこそ実現できる「理想の窓辺」の作り方を詳しく解説します。

1. 知っておきたい「丈直し」に潜む3つのデメリット
既製品を安く買って直そうとする際、見落としがちなリスクがあります。
① お直し代を足すと、結局「オーダー」と変わらない
自分でお直しをするには、ミシンやアイロンテープなどの道具と、何より「正確に縫い上げる時間」が必要です。
専門店にお直しを依頼する場合、1枚あたり数万円の工賃がかかることも珍しくありません。
「既製品価格+お直し代」を合計すると、最初から1cm単位で注文できるオーダーカーテンの価格と大差なくなるのが現実です。
② 裾のデザインバランスが崩れる
カーテンの裾には、ドレープを美しく保つための「折り返し」や「重り(ウエイト)」が仕込まれています。
丈直しで裾をカットしてしまうと、この折り返し幅が不自然に狭くなったり、糸の始末が既製品本来のクオリティに届かなかったりと、見た目の美しさが損なわれることがあります。
③ 生地の特性による「失敗」のリスク
カーテン生地の中には、家庭用ミシンでは縫いにくい滑りやすい素材や、厚手のものが多く存在します。
お直しに失敗して、生地を傷めてしまったり、丈が左右でズレてしまったりしても、返品や交換は一切できません。
2. オーダーだから叶う「床すれすれ」の魔法
インテリアが垢抜けるかどうかは、窓辺の「わずか1cm」で決まります。
オーダーカーテンなら、当店の公式ガイドに沿った「理想の仕上がりサイズ」を確実に手に入れることができます。
「掃き出し窓」はマイナス1cmが鉄則
ベランダに出るような大きな窓(掃き出し窓)の場合、床までの実寸から「マイナス1cm」して仕立てるのがプロのルールです。
これにより、裾が床に擦れて汚れるのを防ぎつつ、光漏れも最小限に抑えた「もっとも美しいドレープ」が生まれます。
レースカーテンはさらに「マイナス1cm」
厚地(ドレープ)とセットで使うレースカーテンは、厚地よりもさらに1cm短く作ります。
こうすることで、厚地を閉めた時に裾からレースがはみ出すのを防ぎ、窓辺がスッキリと整います。

3. 失敗しないための「正確な測り方」をおさらい
オーダーの不安は「正しく測れるか」という一点に尽きますが、始点さえ間違えなければ簡単です。
幅の測り方:ゆとり3%の黄金比
レール幅の実寸に「1.03(3%)」を掛けた数字が、美しく閉まり、かつ隙間ができない注文サイズです。
200cmのレールなら「206cm」で注文するのが、当店の推奨ルールです。
丈の測り方:カン下がすべての基準
丈(高さ)を測る際は、レールのランナー(輪っか)の穴の、一番下の部分である「カン下」を0cmとして測ります。
レールの上面や窓枠から測ってしまうと、サイズが合わなくなる原因になるため、ここだけは徹底して守りましょう。
4. 結論:暮らしの質を上げるならオーダー一択
既製品を無理に調整して使う「妥協」の窓辺と、自分の部屋のためだけに仕立てられた「完璧」な窓辺。
毎日目にする場所だからこそ、その差は心の満足度に大きく影響します。
「直す手間」をかける代わりに、「選ぶ楽しみ」を。
1cm単位でこだわったカーテンは、お部屋に入ってくる光さえも心地よいアートに変えてくれるはずです。
【準備万端】測り方がわかったら、お気に入りの生地を選ぼう
サイズが決まれば、あとは理想のインテリアを叶える生地を選ぶだけです。
当店では、初めてのオーダーでも安心いただけるようサポートいたします。