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お役立ちコラム

2026.9.8

賃貸のカーテン、既製品で妥協していませんか?壁に穴を開けずに窓まわりを変える方法

引っ越しのとき、とりあえず量販店で買った既製カーテン。「丈が少し短いけど、賃貸だからまあいいか」——そう思って掛けたまま、もう何年も経っていませんか。

賃貸だから我慢する、という前提を一度外してみてください。実は賃貸の窓まわりは、壁に穴をひとつも開けずに、かなりのところまで変えられます。しかも、いま合わないまま使っているカーテンには、見た目以外にも損をしているところがあります。

この記事では、既製品が賃貸の窓に合わない構造的な理由から、穴を開けずにカーテン・レール・ブラインドを入れ替える具体的な方法、そして引っ越し先でも使い続けるという考え方までを整理してご案内します。

窓のサイズに合わせて仕立てたカーテンを掛けたリビングとダイニングの施工例

第1章:賃貸の窓に既製品が合わないのは、あなたのせいではありません

「自分の選び方が悪かったのかな」と思われている方が多いのですが、そうではありません。既製カーテンの仕組み上、ぴったり合うほうが珍しいのです。

既製サイズは、ほんの数種類しかない

既製カーテンは、幅100cmを2枚組にしたものが中心で、丈は135cm・178cm・200cmといった限られた数種類しか用意されていません。一方、日本の住宅の窓は建物ごとに寸法が違います。数種類の規格で全国の窓に対応できるはずがなく、「だいたい近いもの」を選ぶしかないのが既製品です。

丈が10cm足りないと、見た目も体感も変わる

掃き出し窓で丈が10cm短いと、カーテンの裾が床から浮きます。ここで起きるのは2つ。ひとつは見た目で、宙に浮いた裾は生活感が出て、部屋全体が安っぽく見えます。もうひとつは体感で、冬は窓で冷やされた空気がその隙間から流れ出てきます。

この冷気の話は窓際が寒いのはカーテンのせい?足元の冷気「コールドドラフト」を止める5つの見直しで詳しく書いていますので、寒さが気になる方はあわせてご覧ください。

幅が足りないと、閉めても光が漏れる

丈より見落とされやすいのが幅です。既製品の幅がレールに対して足りないと、ヒダが浅くなって布がぴんと張った状態になります。こうなると閉め切っても中央や端に隙間ができ、朝日が漏れます。寝室で「遮光カーテンなのに眩しい」という場合、原因が生地ではなくサイズ不足であることは珍しくありません。

第2章:じつは「カーテンだけ」替えれば済みます

ここが本題です。賃貸でカーテンを新調するのに、壁に穴を開ける必要はまったくありません。

備え付けのカーテンレールは、そのまま使えます

ほとんどの賃貸物件には、最初からカーテンレールが付いています。このレールは建物の設備なので、そこに掛けるカーテンを替えるだけなら、原状回復とは無関係です。ビス1本も打ちません。退去のときはカーテンを外して持って帰るだけです。

つまり賃貸で必要なのは「工事」ではなく「布の入れ替え」だけ。ここを知らないまま、既製品で妥協し続けている方が本当に多いと感じています。

フックの形だけ、いまのレールに合わせる

注文のときに1か所だけ決めることがあります。カーテンフックをAフックにするかBフックにするかです。レールを見せるならAフック、カーテンでレールを隠すならBフック。いまのレールの見た目と、隠したいかどうかで選びます。

見え方がかなり変わるところなので、カーテンフック「Aフック」と「Bフック」の違いは?レールが見える・見えないで印象はどう変わる?で図を見ながら決めていただくのが確実です。

採寸は、レールを外さずにできます

採寸というと大がかりに聞こえますが、必要なのはメジャー1本です。レールのランナー(フックを掛ける輪)の下側から測るのが基本で、脚立も工具も要りません。手順は【保存版】失敗しないオーダーカーテンの採寸・測り方。横幅と丈の正しい計算マニュアルにまとめています。

当店では1cm単位でお仕立てしますので、「丈178cmだと長すぎ、135cmだと短すぎる」という窓にも、ぴったりの1枚をお作りできます。

レースカーテンや柄物のカーテンを窓に掛けた施工例

第3章:レールがない・使えない窓は「つっぱり」で

小窓や出窓、脱衣所など、レールが付いていない窓もあります。また、備え付けレールが1本しかなく、レースとドレープの二重掛けができないこともあります。

つっぱりカーテンレールを窓枠内に手で取り付けているところ。ネジを使わず設置できる

ネジを使わず、窓枠に挟んで固定する

つっぱり式のカーテンレールなら、窓枠の内側に押し広げて固定するだけ。ネジも工具も不要で、外せば跡が残りません。賃貸で窓まわりを増やしたいときの、いちばん現実的な選択肢です。

選ぶ基準は「掛けるものの重さ」

当店では固定力の違う4タイプを扱っています。手軽なコンパクトタイプから、しっかり固定するタイプまで。ここで大事なのは、デザインではなく掛けるカーテンの重さで選ぶことです。

レース1枚なら軽いタイプで足りますが、遮光の厚地カーテンは想像よりずっと重く、開け閉めのたびに横向きの力もかかります。落下はたいてい重さの見積もり違いで起きます。各商品ページに耐荷重を記載していますので、掛ける予定の生地に合わせてお選びください。

窓枠の内側に収めると、すっきり見えます

つっぱりレールは窓枠の内側に納めるのが基本です。カーテンが窓枠に収まるので出っ張りが少なく、狭い部屋でも動線の邪魔になりません。具体的な使い方は賃貸でも諦めない!「突っ張り式」カーテンレールとブラインドの活用術で解説しています。

第4章:小窓や水回りは、ブラインド・ロールスクリーンも

キッチンの小窓、洗面所、トイレなど。こうした場所はカーテンよりも、ロールスクリーンやブラインドのほうが納まりよく仕上がります。布がふくらまないので狭い場所でも邪魔にならず、水はねの多い場所なら素材で選ぶこともできます。

取り付け方法は製品によって異なりますので、賃貸でお使いになる場合は、窓枠の内側に納められるかどうかを先にご確認ください。判断に迷う場合は、窓の寸法と場所をお知らせいただければご案内します。

第5章:引っ越しても使える。これが賃貸こそオーダーを選ぶ理由です

「どうせまた引っ越すから、賃貸にお金をかけたくない」。これはとてもよく分かるお気持ちです。ただ、ここには見落とされている計算があります。

既製品は、次の家でも合いません

既製品はそもそも「あなたの窓のため」に作られていないので、引っ越し先でもやはり合いません。結果として引っ越しのたびに買い直すことになり、何年かの合計では決して安く済んでいない、というケースをよく見ます。

オーダーカーテンは、次の窓に合わせて直せます

一方、しっかりした生地で作ったカーテンは長持ちします。引っ越し先の窓に合わせて丈を詰めるお直しをすれば、同じカーテンを次の家でも使えます。当店は自社工場で縫製していますので、仕立て直しもそのままお受けできます。

ただし正直に申し上げると、短くする方向の直しはできますが、長くするのは生地が足りず難しいのが実際のところです。引っ越しの可能性がある方は、はじめから大きめの窓を基準に考えておくと、後の選択肢が広がります。

お直しとオーダーの費用の考え方はカーテンは直す?買い替える?「既製品+丈直し」とオーダーの費用をプロが比較で比較していますので、判断の材料にしてください。

「賃貸だから」ではなく「何年住むか」で考える

半年で出るなら既製品で十分です。でも2年、3年と住むのであれば、毎日目に入る面積のいちばん大きい部分を妥協し続けることになります。家賃を払っている期間の暮らしの質という見方をすると、判断が変わってくるのではないでしょうか。

第6章:壁を飾りたいなら、備え付けのピクチャーレールも

窓まわりから少し離れますが、賃貸の壁でもうひとつ使えるものがあります。天井際に付いている細いレール=ピクチャーレールです。付いている物件なら、専用のフックを足すだけで、絵や写真、観葉植物を穴を開けずに飾れます。

こちらは壁に穴を開けずに飾れる?ピクチャーレールの取り付け方法と「後付け」の注意点で詳しく扱っていますので、興味のある方はご覧ください。

まとめ:賃貸で替えられるのは、思っているより多い

整理すると、賃貸で穴を開けずにできることはこれだけあります。備え付けレールにカーテンだけ掛け替える。レールがない窓はつっぱりで足す。小窓はロールスクリーンやブラインドにする。どれも工事ではなく、買って掛けるだけです。

当店(hino)は創業から70年以上、自社工場でカーテンを縫製してきたオーダーカーテン専門店です。1cm単位でのお仕立てはもちろん、つっぱりレールやブラインドまで窓まわり一式をご用意しています。画面では分からない生地の厚みや透け方を確かめていただけるよう、【無料生地サンプル】もご用意しています。いまのカーテンの隣に並べて、違いを見比べてみてください。

賃貸でも、窓辺は1cm単位で仕立てられます

ドレープとレースのセット商品なら、この1組で窓がまるごと変わります。
まずは無料の生地サンプルで、質感と透け方をお確かめください。

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賃貸の窓に、そのまま掛け替えられるセット商品

レールがない窓に。穴を開けないつっぱりカーテンレール

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